活動報告

犯罪被害者支援・県民のつどい

本日は、熊谷市立文化センターで開催された犯罪被害者支援・県民のつどいに出席しました

第1部では、命の大切さ・被害者支援等に関する感想文・作文の表彰式が行われ、受賞作品が朗読されました。
 また、第2部では、全国被害者支援ネットワーク理事長で被害者遺族でもある平井紀夫氏から『犯罪被害者とその支援~私の体験~』の演題で基調講演が行われました。

基調講演では、平井氏が、今から20年前に北京のホテルで息子さんを殺害された無念の思いをお話されました。北京大使館からの突然の電話で息子さんの死を知らされ、その直後からマスコミの電話攻勢、自宅に押しかけられての取材、いたる場所でのカメラ撮影など、一瞬にして通常の生活ができなくなってしまった犯罪被害者遺族の心境を語られました。

また、周囲の何気ないひと言や関わり方によって、時として犯罪被害者遺族を傷つけ、家の外に出る怖さを与えてしまうことなど、周囲の寄り添い方、見守り方の重要性を認識しました。

犯罪被害者支援は、相談体制や経済的支援の充実を図ることは、当然ですが、それ以前に市民一人一人が被害者の心情に対して理解を深め、社会全体として支援の機運を高めていく不可欠であると感じました。