第15号議案、ふじみ野市子どもいじめ防止条例の一部を改正する条例について、信政会を代表して、賛成の立場で、討論を行います。
本条例の改正は、第12条の見出し、及び第1項に、「見逃し」という文言を加え、「ふじみ野市いじめ見逃しゼロ連絡協議会」とするものです。
第2項に謳われている、協議会の所掌事務の変更はされないものの、この「3文字」は、本市のいじめの未然防止や早期発見、早期解決に向けての強いメッセージと捉え、また、新たな施策を期待できるものとして、評価いたします。
そのうえで、「いじめ見逃しゼロ」の実現には、学校や家庭はもちろんのこと、地域を含めた連携が不可欠であり、市をあげての、いじめ防止に関する啓発活動が重要と考えます。
具体的には、本条例や協議会の存在を、これまで以上に、市民に周知することや、より多くのツールを使っての情報収集が求められると思います。
結果として、いじめ認知件数が増加したとしても、早計に、いじめ防止の取組の良し悪しを判断するのではなく、全力で問題解決に傾注していただくことを要望いたします。
結びに、いま、コロナ禍により、子どもたちからお年寄りまで、不安な社会生活を強いられ、そのためストレスが生じ、些細なことで、トラブルになってしまうケースが多いと報道等されています。本条例の改正が、子どもたちの小さなサインを見逃さずに、いじめのないまちの実現に向けての、ワンステップになることを確信し、賛成の討論と致します。