活動報告

犯罪被害者支援セミナー

本日は、入間市で開催された犯罪被害者支援セミナーに参加しました。

このセミナーは、公益社団法人埼玉犯罪被害者援助センターが主催するもので、初めに交通事故事件被害者の基調講演が行われ、続いて犯罪被害者援助センターの相談員や埼玉県警察の職員から被害者支援についての講話がありました。

交通事故事件被害者の基調講演では、今から34年前に居眠り運転中のダンプカーに突っ込まれ、瀕死の重傷を負ってしまった被害者が、入院生活での苦痛の日々や事故前の楽しかった生活と事故後に一変してしまった生活を事細かにお話されました。

不合理と思える病院から莫大な医療費の請求や保険会社の対応、また加害者とは異なる加害者家族に対する思いなど、身体的な激痛と同様に精神的な苦悩を伺いました。

特に、「一瞬の出来事で、その後の人生、家族の人生まで変わってしまうこと」「大きな傷でなくても小さな傷でも、その傷を見ればその時のことを思い出す」とお話しされたことは、強く印象に残りました。

『誰でも、ちょっとした気のゆるみ、カッとなったことで、加害者にも、被害者にもなりうること』
また、『どんな小さな傷を負った人でも、取り残されるような社会ではダメ!』と改めて認識させられました。

これまで、各地の犯罪被害者支援セミナーに参加させていただきましたが、毎度のこと大変有意義なセミナーだと感じております。

ひとり一人が『命の大切さ』を理解し、『被害者も加害者も出さない社会』の機運を盛り上げるためにも、ぜひとも、多くの自治体で犯罪被害者支援セミナーを開催していただけたらと思っております。