活動報告

第77回全国都市問題会議参加②

全国都市問題会議の2日目は、午前中パネルディスカッションが当初予定されていましたが、初日同様に自治体首長や大学教授、民間の地域再生プランナーの方などから、様々な地域活性化の取組が紹介されました。

その中で、両備グループ代表兼CEOの小嶋光信氏の講演は、私が重要施策と考えている地域公共交通政策のあり方が論点であったため、大変勉強になりました。高齢化社会への対応や環境型社会の実現、そして地域活性化の視点からも公共交通政策は、ふじみ野市にとっても重要な位置付けにあることは間違いありません。しかし、この問題については地方自治体だけではなく、これまで以上に国や地方自治体、民間事業者などが課題解決に向け、連携していくべきものと考えております。

午後の研修では、長野市の中心市街地の活性化についてパワーポイントを使っての講義、その後、善光寺までの参道を歩いての現地視察となりました。

私は、常々、都市のイメージを構成する重要な要素の一つが道路であることや、そのイメージにランドマークの有無が大きく影響すると考えておりました。

長野市の担当者は、中心市街地の活性化には、観光客が長野駅を降りてから参道を歩いて、いかにランドマークである善光寺にお参りしていただくかが、大事なポイントになるとお話されました。まさに、私が理想とするコンセプトでもありました。

実際に参道を歩いてみると、随所に門前町に相応しい取組を実感しました。歩道を拡げ、段差をなくしたこと、街路樹の選定から常夜灯やベンチの設置など、あらゆるところに心地よさを感じました。
また、かつて空き店舗や空き家であった参道沿いや周辺の建物は、リノベーションが施され、より門前町の構成に貢献しているように思えました。

新幹線で東京駅から1時間半たらず、いつでも行ける日帰り圏となってしまいましたが、周辺観光や温泉と組み合わせれば、ぜひ一泊したい善光寺参りです。

今度は、素晴らしい門前町の街並みを買い物や食事をしながら、ゆっくりと散策したい気分になりました。