活動報告

小学校英語教育の現場視察

グロバール化が進展し、国境を越えての様々な活動や協力関係が高まる中、英語が国際的な言語として中心的な存在となっています。それ故、早い段階から英語に慣れ親しみ、習得することが、将来において国際社会で活躍できる人材の輩出につながるものとされています。
また、私は人との関わりが希薄化している昨今においては、英会話を通じての挨拶や他人とのやり取りなどは、コミュニケーション能力の養成に間違いなく役立つものと考えております。
こうしたことを踏まえ、10月2日に行われた東原小学校と本日の東台小学校のALTによる英語の授業ついては、大変関心をもって参観させていただきました。

さて、東原小学校では、Where is the~? ~はどこですか?と人にお尋ねする疑問文を中心に、駅や病院、デパートなどの施設を、具体的にカードに描いたものを答える形式で授業が展開されていきました。
児童たちは次々に手を挙げ、机の上のカードまで、友達の道案内を楽しんでいました。

東原小の英語授業風景

一方、東台小学校では、世界各国の国旗を使って、その国名や名所旧跡を答えさせたり、また国旗の特徴を英語で説明して、国名を答えさせるという授業がされていました。英語を使って、まるで地理のクイズをしているようでしたが、大人でも答えられないような名所を、ズバリ当ててしまう子ども達の能力の高さには驚きました。あっぱれでした。

東台小の英語授業風景

どちらの教室も大変楽しい雰囲気に包まれ、全員参加型の授業があっという間に終了してしまいました。

私は、小学校時代から英語力の向上を目指すことに全く異論はありませんが、それ以上に期待しているのが、英会話を通じての子どもたち同士の“かけあい”です。“かけあい”によって、人と人とのふれあいができ、クラス全体のコミュニケーションが取れるようになることは、延いては学校全体の活力につながることが期待でき、多面的な効果が得られると考えております。

やはり、楽しい英語の授業で慣れ親しむことが、英語上達と第一歩であり、コミュニケーション能力の向上にも非常にタイムリーな教育だと思いました。