先日、県東部の草加市に出かけ、その帰りに通りかかった東武伊勢崎線のガード下の写真をいくつか収めました。
かつては激しい交通渋滞だった道路も、一定区間の線路を高架式(連続立体交差)によって踏切をなくしたため、人や車の流れもスムーズでした。
連続立体交差事業は、鉄道を高架化または地下化して踏切をなくし、踏切での交通渋滞や事故を解消する効果があります。また、人の移動の制約によって分断された市街地を一体化できるメリットもあります。
一方、大規模かつ広域的な都市計画事業になるため、事業主体は多額の事業資金や事業期間の長期化は、覚悟しなければなりません。
私は、6月議会一般質問でふじみ野市内の踏切の問題点を指摘し、連続立体交差事業の必要性を訴え、同時に埼玉県や周辺自治体、鉄道事業者への働きかけを要望しました。
市内には、慢性的な交通渋滞を引き起こす上福岡駅近くの県道56号線踏切や幅員が狭く落輪の危険性がある踏切が数多く存在しています。
まず、狭い踏切の幅員を拡げ、歩車分離を図っていくことが喫緊の課題ですが、問題解決の抜本的な対策としては、連続立体交差事業か一部の道路をアンダーパスまたはオーバーパスにする単独立体交差事業の実現することです。
駅周辺の踏切での交通遮断は、心臓部での血液の流れの滞りであり、中心市街地の衰退を引き起こす誘因となるものです。
私は、ふじみ野市の将来の発展を見据えれば、仮に事業が長期化しても市街地再開発事業や土地区画整理事業を絡めた一体的な都市基盤整備を視野に入れていくべきだと考えております。