去る5月11日、私が所属する会派・信政会の視察研修で、ふじみ野市立東台小学校を訪問しました。
この度の視察研修の目的は、現在、ふじみ野市内で2校(上野台小、東台小)設置されているコミュニティ・スクール※の活動状況やその成果などをお伺いするためです。この日は、運動会で保護者や地域、教職員が一同に参加する『スーパーコミュニティ玉入れ種目』の玉を、保護者や地域有志、児童が一緒になって作っているのを見学させていただきました。
東台小学校では、昨年度、コミュニティスクールの実施に先がけ、学校と家庭と地域を結び付けていく組織として『ドリーム会議』が設置され、地域コーディネーターの方を中心に各町会長やPTA、おやじの会代表の方などがメンバーに参加し、様々な教育活動の充実や行事の連携を図ってきました。
経験豊かな地域の人的資源を活用して、子どもたちは幅広い知識を身につけることができ、また地域の方にとっては、学校施設の開放によって、子どもたちとの出会いだけではなく、地域の住民相互間の交流を深める機会となります。
いま、少子高齢化や核家族化が進展し、地域と関わりが非常に希薄になってきている中で、学校を拠点として、学校、家庭、地域がパートナーとなって子どもたちを育てることは、将来地域を担ってくれる人づくりとパートナー協働のふるさとづくりに結びつくものと考えております。
昔から、『地域の子どもは地域で育てる』、『子どもは地域の宝』と言われてきましたが、コミュニティスクールは、地域の大人たちも元気をもらえる、生きがいの場になるのではないでしょうか・・・
※コミュニティスクール(学校運営協議会制度)は、学校と保護者や地域の皆さんが共に知恵を出し合い、学校運営に意見を反映させることで、一緒に協働しながら子供たちの豊かな成長を支え、「地域とともにある学校づくり」を進める法律に基づいた仕組みです。(文部科学省HP)