昨日と今日の2日間にわたり、議員研修セミナーに参加しました。
昨日は、東京大学の金井利之先生の『自治体の子育て支援政策と教育政策』を受講し、子どもの権利条約からユニセフの取組、保育政策、学校のプラットフォーム化など、幅広い領域のお話を聴くことができました。
『子どもの頃、自分は苦労したけど、このように成功した・・・』
今、子育て支援のあり方や子供たちの教育を考える場合に、このような“自分の思い込み”や“過去の経験”では通用しないこと・・・大人目線からの転換のお話がありました。
まさにその通りで、様々な家庭環境があることや社会環境の変化に対応した政策が求められていると感じました。
また、本日は、神奈川大学の幸田雅治先生の『空き家対策』を受講し、空き家の現状と課題、条例の制定状況、ゴミ屋敷対策、全国自治体の取り組み事例などをお聴きしました。
空き家問題解決に向け、431の自治体(平成27年4月1日現在)で条例が制定されたとのことですが、規制的手法によって問題解決を図るのか、それとも誘導的手法が有効性を発揮するのか、大変興味深いお話を聴くことができました。
いずれにせよ、空き家問題は、一時しのぎの対処法ではなく、発生原因を分析して、『地域の実情に応じた条例の制定』や『需給のミスマッチを防ぐ、地域に適合した都市計画』をどのように実現していくかが、重要なポイントになることを理解しました。
また、ゴミ屋敷問題については、福祉的な支援の必要性を認識しました。