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熊本地震被災地訪問

さる8月29日、30日の両日において、JAいるま野の原田代表専務理事をはじめ、JAいるま野福岡支店運営委員会メンバーら総勢9名で、平成28年熊本地震の義援金のお届けに、JA熊本中央会とJAかみましきを訪問しました。
お忙しいなか、JA熊本中央会常務理事の竹熊様には、貴重なお時間をつくっていただき、被災当時のお話を伺うことができました。

左より、森田様、原田様、竹熊様、島村様

このたびの訪問の目的は、被災地への義援金のお届けと現地視察ということで、まず、1日目は熊本市内の熊本城と水前寺公園を回ることになりました。
正直なところ、阿蘇熊本空港に降り立った時は、6年前に訪れた時とあまり変わらぬ空港の姿に、急ピッチで復旧が進んでいるようにも感じました。
しかし、熊本城に到着して、崩落した天守の屋根瓦や石垣を目の当たりにすると、改めて甚大な被害であったことを認識させられました。

熊本城
水前寺公園

2日目は、被災地の益城町を視察ということで、地元のJAかみましき総合支所長の松本様とJA熊本中央会の中村様に、今なお、震災の爪痕残る現場をご案内していただきました。
地元益城町出身の松本様は、ご自宅が全壊されたにも関わらず、その現場や周辺の倒壊したままの住宅、さらには断層によってずれてしまった農地等で被害状況を説明していただきました。
松本様の「命が助かっただけでも・・・」「まさか、熊本で・・・」というお言葉は、大変含蓄あるものに受け取りました。

被災地の現況
被災地の現況
被災地の現況

帰路、益城町から空港に向かう途中、ブルーシートで覆われた家々の屋根や、倒壊した家屋の瓦礫を黙々と片付けるお年寄りの姿、廃材を処分場に運ぶ車の渋滞の列を車窓から目にした時、被災地の一日も早い復興を切に願いました。

また、このたびの地震による熊本県の農林水産関係被害は、推計で約1487億円とされ、全国有数の農業県にとっても、大きな打撃を受けたと思っております。

しかし、熊本県はトマトの生産量が全国1位のほか、果物でもスイカやデコポンが全国1位、メロン、栗など、多くの農産物が上位を占めており、ここまで築き上げてきた『熊本のブランド力』は健在です。

ぜひとも、これまで以上に熊本の名産品を全国に発信していただきたいと思います。私も『熊本ブランド』に注視して、お付き合いさせていただきます。

がんばれ、熊本!!

JA熊本中央会の竹熊様、中村様、JAかみましきの松本様をはじめ、関係者の皆様方に、格別なお計らいを賜りましたことに、厚く御礼を申し上げます。

被災されました皆様並びに被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。