活動報告

議会ネット配信の視察研修

本日は、会派の視察研修で、インターネットによる議会映像配信を導入している東京都の多摩市を訪問しました。

多摩市議会では、平成18年第1回定例会から、市役所庁舎ロビーのテレビで本会議の中継放映が行われていましたが、当初、インターネット中継は多額の経費負担が生じることから、その実施が見送られた経緯がありました。

その後、無料動画配信サービス(ユーストリーム)を利用し、低廉な経費でインターネット中継を導入している他の議会の事例を契機として、改めて協議し、平成24年12月よりインターネット配信が開始されました。

そのユーストリームでの配信も、無料会員は一定期間が過ぎると削除されることや広告が入るなどの理由から、現在は、ユーチューブによる生配信及び録画配信(無料)に一本化されたとのことでした。

さて、議会の中継、録画配信は、いかに『市民に開かれた議会』を目指して、議会を身近に感じていただくことと考えております。
日中に議会の傍聴ができなくても、ありのままの議会を何時でも、何処にいても視聴できることは、『議会の透明性』を高めることや、『市政への市民参画』が活性化されることも期待できます。

概要説明後の質疑のなかで、私は「議会のネット配信導入前と後では、議員側の意識変化はあるのか、否か」とお尋ねしたところ、多摩市議会の遠藤副議長より「特にその変化は感じられない」との、ご回答を頂戴しました。
これは、ネット配信の有無にかかわらず、「もともと高い意識をもって議会に臨んでいるから」とのことで、説得力のあるお言葉でした。

このたびの視察研修では、議会のネット配信の目的や有効性を確認することができましたが、私自身は議員としての意識、そして知識の向上に努めなければならないと実感いたしました。