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谷田橋付近の雨水対策

ふじみ野市の洪水ハザードマップによれば福岡江川の谷田橋付近は、荒川や新河岸川が氾濫した場合の浸水想定区域に指定されています。
また、近年多発するゲリラ豪雨等の時には、雨水が河川に放流できず、逆流してマンホールからあふれ出る内水氾濫の区域でもあり、水宮地区の住民からは早急な対策を求められていました。

2014年8月10日 谷田橋
2014年8月10日 谷田橋下流

そこで、ふじみ野市では本年度、この谷田橋付近の雨水対策として、福岡江川からの逆流防止のための逆流防止弁の設置や豪雨時の既設雨水管からの雨水貯留ピットへの流入、そして貯留ピットから圧送管によって再び福岡江川下流域に放流するための工事が実施されることになりました。

福岡江川の逆流防止弁を設置される箇所
雨水貯留ピットに再利用される既設の合併浄化槽
ピットから圧送管によって福岡江川に強制排水

下流部に強制排水することで、住宅地への内水氾濫の危険性は解消されるとのことですが、福岡江川から新河岸川への強制排水も同時並行的に進めていく必要があります。しかし、いずれかの河川や下水路に過重な負担がかかるのではなく、それぞれの地域、流域で分担して流量調整することが重要です。
今後の取組としては、福岡江川の流域に調整池を設置して、時間差をもって排水していくことが、洪水対策として不可欠か、と考えております。

2014年8月、谷田橋下流部の冠水した水田