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ふじみ野市誕生10周年~今後の都市づくり

去る10月4日、ふじみ野市勤労福祉センターで、ふじみ野市誕生10周年の記念式典が開催されました。
式典では、市長式辞、市議会議長挨拶、来賓である埼玉県知事や地元選出の衆議院議員の祝辞の後、各分野の功労者の表彰式などが行われました。

さて、10年前と言えば、バブル経済崩壊後の“失われた20年”の真っただ中にあり、全国各地の自治体は、大変厳しい財政事情にありました。
その中でふじみ野市は、この10年の間に人口が1万人増加したことや、住みやすさランキングも常に県内上位に位置してきたことは、大変喜ばしいことでもありました。

しかし、少子化による人口減少と都心回帰による東京一極集中という社会現象が進展する中で、いま新たな仕掛けが求められます。それは、いかに若い世代の人口流入を促進させ、高齢者になってもずっと住み続けたい街をつくっていくことだと思います。そのためには、住環境の整備として更なる安全性、利便性そして快適性の向上を図っていくことや、身近なところの働き場の確保も重要施策となると考えております。

幸いなことに、ふじみ野市は首都近郊30㎞圏内に位置し、面積14.67㎢の中に東武東上線を始め、関越自動車道や国道254号、254号バイパスなど3本の主要国道が縦断して、地理的優位性は群を抜いている自治体であります。それ故、今後の都市づくりの中で、その強みを活かせるか否かが、重要なポイントになってくるでしょう。

第2ステージは、ふじみ野市と言えば「これだ!」と言えるような「冠」の都市づくりが求められます。私は、『職住近接』の都市を目指すべきだと考えております。