12月17日、元福岡集会所で行われた雨水対策工事の住民説明会に参加しました。
この説明会は、元福岡地域の雨水対策関連事業費209,431千円を計上した平成26年度一般会計補正予算(第6号)が、第4回定例議会(12月議会)で可決されたため、その実施に向け工事概要などについて住民に対して行ったものです。
その中で、浸水が発生する要因として江川都市下水路への流出口が河床から90cmという低い位置に設置されていること、そしてすべての流出口に逆流防止弁が設置されていないことがあげられました。また、その対策としては、逆流防止弁を設置し江川都市下水路からの逆流を防ぎ、地区内の内水を貯留ピットから排水ポンプで強制排水する方法であること。
さらに、上流地域では、雨水を貯留する大規模調整池を設置し、江川都市下水路の雨水の総量を削減するとのことでした。なお、工事予定期間については平成27年3月下旬から平成27年7月下旬の予定となっておりました。
上記画像は、去る10月6日の台風18号の時に、元福岡在住の方からご連絡をいただき、冠水した道路を確認した時のものです。
私は、12月議会の一般質問の中で、このたびの排水設備等の設置により期待できる効果と江川都市下水路からの溢水の危険性の有無について問いました。市は、この対策により、1時間当たり35mmの降水量に対応できるとし、溢水の危険性については近年のゲリラ豪雨等により溢水した例はないとのことでした。
元福岡地域は地形的に低地であり、清見、川崎地区などから勾配を下った位置にあります。そのため私は、江川都市下水路上流域の雨水調整のほかに、これら地域からの雨水流入を一時的に調整する施設の必要性など複合的な施策を要望致しました。