活動報告

自殺予防対策(一般質問・答弁要旨)

(1)過去3年間の自殺状況(自殺者数、原因、性別、年代等)とコロナ禍の影響は。

平成29年度から平成31年度(令和元年度)の3年間の自殺者は合計46人で国、埼玉県と比較すると自殺による死亡率はやや少ない状況となっている。

内訳としては、男性が34人、女性が12人で、年齢は50歳未満が20人、50歳以上が26人である。主な原因については、自殺者の約50%は精神疾患があり、20%は経済・生活上の問題があったことは把握している。また、コロナ禍による影響については、まだ、把握できていないが、電話相談の件数が増加している状況である。

(2)広く市民向けにゲートキーパーを養成することについては。

令和2年3月までに市、学校関係職員、民生委員、保健推進員、一般市民の方など1,009名がゲートキーパー養成研修を受講されている。コロナ禍において、様々なストレスが発生することも推察されるので、ゲートキーパーを増やしていくとは重要だと考えている。ただ、オンラインによる研修の実施については、ロールプレイ等の実践が必須であることから、研修方法については今後、研究していく。

(3)オンラインによる相談体制の整備ついて

現在のようなコロナ禍においては、感染防止のために安心して相談できる非常に有効なツールとして、その必要性を十分認識している。実施に向け検討を進めて行く。

以上、答弁要旨。

私は、悩みを抱えている方に周囲が気づき、声かけをして、話を聞いてあげることが重要で、家庭や職場、学校、地域といった様々な場所、状況での『命の門番』の必要性を感じています。また、同時に悩みを抱えている方がどこにいても相談しやすい体制づくりが急務と考えています。