先日、農家の方から中福岡地区の水田脇排水路にゴミが不法投棄されているとの連絡をいただきました。
現場に行ってみると約100メートルの区間に分散して投棄している状況でした。
この時、私は、アメリカの犯罪学者のジョージ・ケリング博士が唱える『割れ窓理論』を思い出しました。
1枚の割れたガラス窓を長い間放置すれば、その地域は関心が低い地域と判断され、やがて、その乱れは町全体に広がり、犯罪が増加するということです。
事実、数年前のことですが、耕作放棄地の周辺に大量のゴミが捨てられていたのを目撃したことがありました。
ゴミを不法投棄することは、当然、犯罪になりますが、耕作放棄地の存在が、それを誘発させてしまったのです。
今回は、農家の方が早めに発見されたこと、また行政の迅速な対応で、再び、きれいな排水路に戻りました。
やはり、日頃からの地域の目のチェックが、重要なポイントになると感じました。