活動報告

平成29年度ボランティア大人塾

一昨日、NPO法人ふじみ野明るい社会づくりの会主催の『平成29年度ボランティア大人塾』に参加しました。

冒頭、代表理事の北沢様から『利他』の精神の大切さについてのお話がありまして、改めて、格差が拡がる社会の中で、また多様化する価値観の中で、誰もが、心の砦として『困った時はお互い様』という気持ちでもって、手を差し伸べ、支え合っていくことが重要であると感じました。

さて、開校式、オリエンテーションに続き、第1回の講義は、ふじみ野市教育長の朝倉孝氏の『学校を地域コミュニティの拠点とするために』がテーマとなりました。

「まちづくりは、人づくり」・・・ そして、その人づくりは、学校の教育現場だけではなく、地域の人たちと一緒になって、子どもたちを育てていくこと・・・ 。

まさにその通りで、子どもたちは親の背中(地域)をみて育ち、必ずや親孝行(地域貢献)という形で、次世代につなげていくと思います。

学校が学力の向上に力を入れることは、言うまでもありませんが、いま、教育の多様性が叫ばれるなかで、子どもたちの様々な潜在的能力を引き出し、心豊かな人間を創造していくためには、地域の人的資源の活用は不可欠です。

なぜならば、地域には、様々な専門的知識を有し、人生経験豊富な方がたくさんいるからです。

また、参加される地域の方々にも、学校の下で、お手伝いするという意識ではなく、テーマである『学校を拠点とした地域コミュニティ』を一緒になって創り上げていく意識が求められるかもしれません。

そのためには、双方向のコミュニケーションとれる環境づくり、そして固定化された人材ではなく、幅広く多くの人材を発掘できるかが、大事なカギになると思っています。

朝倉氏の人口減少化社会を見据えた将来の地域分析、そこから学校区を中心とした協働の「まちづくり、人づくり」の熱意あふれる講義は、大変説得力のあるものでした。

私は『生涯まちづくり』をモットーとして掲げておりますが、『まちづくりに、終わりはない』と考えております。