去る10月29日、市民・都市常任委員会の行政視察で愛知県岡崎市を訪問しました。このたびの視察は、全国的に地方経済が疲弊している中で、地元の中小企業者や起業家を支援して、地域の活性化に成果を上げている岡崎ビジネスサポートセンター(岡ビズ)の概要や活動実績、成果事例等を伺うためでありました。
岡崎ビジネスサポートセンターの運営は、岡崎市と岡崎商工会議所が連携して行っていますが、商工会議所の会員の有無にかかわらず、相談できる施設となっています。また、相談員として中小企業診断士やITアドバイザー、デザインアドバイザーなど各分野の経験豊富な専門家を揃え、トータル的な相談体制が敷かれているのが強みの一つと感じました。
お話の中で、売り上げが低迷している経営者に対して、まず「セールスポイントは何か」、そして「ターゲットの絞り込み」から「販路の開拓」へと、一見シンプルそうなアドバイスでありながら、実は成功への骨太のアプローチが明確にされているように思えました。
相談件数も当初目標の300%で、6週間待ちの状況と伺いましたが、成果実績を含めてセンターの運営のあり方や相談員の信頼の高さの証だと考えております。
地域経済を支える中小企業者のサポート体制のあり方を考える上で、大変有意義な行政視察となりました。
お世話になりました岡崎市の関係各位には、心より御礼を申し上げます。