活動報告

第77回全国都市問題会議参加①

10月8日、9日の2日間、長野市で開催された全国都市問題会議に参加してきました。今年は「人口減少社会に立ち向かう連携の地域活性化戦略」というテーマで、各自治体の取組みや大学教授や専門家からの事例報告がされました。

第一日目は、登山家の田部井淳子氏により「世界の山々をめざして」という基調講演のあと、開催地である長野市の加藤市長より“活き生き「長野」元気な長野”というテーマで主報告がされました。長野県商工会議所連合会長から70歳を過ぎて長野市長に就任した加藤氏ですが、就任早々、まず役所内の“元気な挨拶”を徹底させ、意識改革を図ったことをお話されました。非常にパワフルなリーダーだと感じました。

長野市の加藤市長からの主報告

また、午後に行われた一般報告の中では、清水愼一氏(立教大学観光学部講師)からの「都市の魅力づくりと交流・定住」が、特に印象に残りました。
はじめは観光地の地域活性化策のようなお話なのかと考えていましたが、実は観光資源や伝統産業の有無にかかわらず、どこの都市でも当てはまるようなご指摘やアドバイスが幾つもありました
例えば、観光施設の一部だけ利益が出て、まち全体が潤わないようなお話や一過性のイベントに終始し、普段は賑わいを見せない従来型の地域振興策への問題提起など、大変参考になりました。
清水氏の「観光地づくり」ではなく「観光地域づくり」と、点から面へ地域全体としての考え方への転換、そして何よりその地域で暮らす市民にとって「住んでよし」と実感できるまちづくりが、「訪れてよし」につながるとのご指摘は、説得力のあるお話として感銘を受けました。

重要な鍵となるヒントをいただき、私も今後のふじみ野市の地域活性化に役立つよう頑張っていく所存でおります。