活動報告

中学校英語教育の現場視察

本日は、私が所属する会派(青藍会)のメンバーで、大井中学校3学年英語の授業参観をさせていただきました。私は昨年3月の福祉教育常任委員会で英語教育のあり方について質問した経緯もありましたので、その現場を知る意味では大変貴重な体験となりました。

まず、授業の前に校舎に入って感じたことは、廊下や階段で行き交う生徒の一人一人から「こんにちは!」と明るく元気な声でご挨拶をいただいたことでした。基本的なことかもしれませんが、1つの挨拶から大井中学校全体の活力としっかりとした校風を感じることができました。

授業最後に行われたプリントによる仕上げ問題

さて、授業ですが英語担当の先生と外国人による指導補助(AET)によりネイティブな英語で会話文を中心に展開されていきました。ウオーミングアップから始まり、基本英文のリーディングの反復練習、そして最後はプリント問題の仕上げと非常に密度の濃い50分授業だったと感じました。

特に、先生方のメリハリの利いた小気味よいテンポは、スタートから生徒の授業への乗りを容易にさせて、英語の楽しさが教室全体に拡がっていくようでした。また、生徒同士の和やかなやり取りや問題を解く真剣さに、私は思わず笑みを浮かべてしまいました。

大井中学校では、学年ごとに基本英文150選とそのCDを独自に作成し、英語教育に力を入れていることを校長先生からお聞きしました。その熱意には本当に頭の下がる思いでもありました。そして同様に評価できることは『授業の雰囲気づくり』だと感じました。

正直なところ、英語が得意の生徒もいれば、苦手としている生徒もいるでしょう。しかし、授業の中で声を出すことや人と話すことは、英会話能力の向上だけではなく、コミュニケーション能力を高めるうえでも、必ずや有効性を発揮するものと考えております。

大井中学校の基本英文150選の表紙冒頭には「2020年東京オリンピック・パラリンピック対応」と記されていました。どうか生徒さんには未来を見据えて引き続き頑張っていただけたらと思います。

素晴らしい英語の授業参観、そして学校訪問となりましたことに心より御礼を申し上げます。